受入漁家の紹介

みなさんこんにちは
「和具浦漁業集落及び「漁村と都市高齢者の結(ゆい)づくりチーム」を代表して、ごあいさつを申し上げます。

私たちの住む和具浦は「サワラとワカメの町」と呼ばれているように、夏はサワラ釣り、冬はワカメ養殖を主な漁業種類としています。また、答志島にある3つの漁村地域のなかでも、旅館や民宿が最も多く集まるところであり、夏には多くの観光客が海水浴と新鮮でおいしい魚料理を目的に訪れてこらます。そのためでしょうか、和具浦地区の漁業者の皆さんは、島外の方との交流や受入には他の地域よりも比較的前向きのように思えます。

とはいえ、はじめて「結(ゆい)づくり」の構想を聞いた時には、農業では「ワーキングホリデー」として多くの先例があるとはいえ、漁業の分野では未だなかったというのには、一般の方になじみの少ない、ややもすると閉鎖的とも受け止められる漁村や漁業の特異性というそれなりの理由があり、本当に実現できるのかという不安がありました。

しかし「まずはやってみよう」と平成27年度わかめ漁期(平成28年3月)に行った試験的漁業体験の結果、参加者には「漁村や漁業を初めて知った。得難い経験だった」と満足していただき、また受入漁家からもまったく経験がない方でも少し慣れられれば、十分ワカメの加工作業にお役に立っていただけるのでありがたいとの感想が寄せられました。

そこで、平成28年度わかめ漁期(平成29年3月~4月)においては本格的にこのプロジェクトを広くご案内させていただきましたところ、参加者は17人、延べ滞在日数は72人日となりました。

さらに、平成29年度わかめ漁期(平成30年2月~4月)においては、鳥羽市の支援事業を活用し参加者の滞在費を軽減しより参加しやすい仕組みとしたことと、ワカメ作業の繁忙期とちょうど時期が重なる春休み中の大学生の皆さんにも新たな試みとしてご案内した結果、移住定住コースも含めた参加者は39人、延べ滞在日数は219人日となり、前年と比較し参加者数は2.3倍、延べ滞在日数は3.0倍となりました。

試験的実施からわずか3漁期目で、このような多くの方に参加していただくまでになれたのは、ワーキングホリデー研究の第一人者である東京農業大学の鈴村源太郎教授の「ワーキングホリデーは都市住民と農林漁家との強い心のつながりにより支えられている」というお言葉、まさにそれによるものではないかと思います。と申しますのは、平成28年度に参加された高齢者の方の平成29年度へのリピーター率がほぼ100%であったからです。本当に感謝しきれません。

4漁期目においては、鳥羽市周辺にお住まいの方を対象に日帰りコースも試みることにするほか、これまでの参加者と受入漁家の双方のご意見を踏まえ、より充実し満足していただける取り組みとなるよう改善を図っていくことにしております。ぜひ、皆様方の「結(ゆい)づくり」への積極的な参加を歓迎申し上げます。

 

  • 平成31年1月
  • 和具浦漁業集落
  • 漁村と都市高齢者の結(ゆい)づくりチーム <
  • 代表 橋本計幸(かずゆき)
  • (JF鳥羽磯部漁業協同組合理事 和具浦支所運営委員長)


立って挨拶しているのが橋本計幸代表